院内はオールバリアフリー対応となっておりますので、足が不自由な方や車いすの方でも安心してお越しいただけます。
足の不自由な方には、当院のスタッフが待合室から診療室まで手を引いて付き添います。治療を終えて待合室に戻ってこられた後も、受付のスタッフが患者様のところに行きますので、ソファーに座ったままお会計をして、次回のご予約を取っていただいくことも可能です。
院内で何かお困りのことがございましたら、お近くのスタッフまでお気軽にお声掛けください。
根面う蝕とは、歯の根元にできるむし歯のことです。歯周病が進行するにつれて歯ぐきが下がり、歯の根元がむき出しになります。歯の根元にはエナメル質がないので、むし歯ができやすくなるのです。高齢になるにつれて唾液の分泌量が減るため、一度むし歯ができると進行も早くなります。しかし、根面う蝕の場合は普通のむし歯と違って、治療をすると余計に歯ぐきが腫れてしまうおそれがあるため、治療をしなくてもよいといわれています。根面う蝕は、毎日お口のメンテナンスをして予防することが大切です。毎日の歯磨きのほか、歯科医院で定期的に検診を受けたり、歯のクリーニングをしてもらったりすることも予防につながります。
高齢の方のむし歯や歯周病を予防するには、周りの方のサポートが不可欠です。当院では、ご家族や介護をされる方にお越しいただいた際には、ご本人と一緒に診療室に入っていただき、お口の中の状況についてご説明しております。
介護を受けていない方で、自力で歯をきれいにするのが難しい方には、短いスパンでご来院いただいて歯のクリーニングを行うなど、当院でも最大限のサポートをさせていただいております。
当院では、ご家族の方やヘルパーの方が付き添って来られたときには、その方々に歯磨きの仕方について指導をさせていただいております。
また、院内で使用した歯ブラシや歯間ブラシは無償で差し上げております。その分コストはかかりますが、「それで患者様のお口の中がきれいにできるなら」と考え、プレゼントしております。
人間の歯は、奥歯がダメになると前歯もやがてダメになる性質があります。食べ物をしっかり噛むために必要な奥歯を温存するには、治療で抜歯をしたところや抜け落ちてしまったところに早めに入れ歯を入れて、失った歯を補うことが大切です。入れ歯には、「入れ歯は違和感があるもの」「入れ歯を入れていると食べにくいもの」というイメージがあるかもしれません。当院では、しっかり型を取って入れ歯をつくり、噛み合わせの調整もしっかり行って、できる限り違和感のない入れ歯づくりを目指しています。
特に初めて入れ歯をつくられた方が、入れ歯をお口の中に入れて過ごすことに慣れるのには、およそ半年くらいかかります。少しでも違和感を減らすために、当院ではこまめに調整をさせていただきますのでご安心ください。また、他院でつくられた入れ歯についても、ゆがみ・ひずみなどで違和感が出てきたときには、当院で修理・調整を承っておりますので、お気軽にご相談ください。
当院で扱っている入れ歯は、大きく分けて以下の2種類あります。
ノンクラスプデンチャーは、金属のバネがなく、見た目も自然に近い仕上がりになっている入れ歯です。入れ歯を入れていることがわからないくらい目立たない点がメリットですが、症例が限られる点や歯が多く残っている場合には向かない点がデメリットです。失った歯の本数が3~5本くらいの場合は、このノンクラスプデンチャーをおすすめしております。
金属床義歯は、義歯床の部分が金属でできた入れ歯です。入れ歯を薄くすることができるので食べ物や飲み物の温度が伝わりやすい点や、違和感が少ない点、臭いが少なく衛生的に使用できる点がメリットですが、材料や作製にコストがかかるため高価になってしまう点がデメリットです。